High Frequency Trading(高頻度取引)について

High Frequency Trading、または高頻度(高速)取引という言葉は皆さんも聞いたことがあると思います。では、それは一体何なのか説明出来る方は少ないのかなとも思われます。

 

そこで、多少その分野に関わったことのある私が少しずつ小出しに紹介していきたいと考えています。

 

まず、Program Trading(プログラムトレーディング)との違いは何でしょうか?

 

プログラムトレードはある決まったアルゴリズムでトレードを行うやり方で、一定の価格に来たら買い・売り、損益がどれぐらいになったら損切り・利益確定など、そういった初歩的なものから、何日移動平均線を割ったら、VWAP(出来高加重平均価格)での取引など、多少のアドバンストな取引も含まれます。

 

一方、ハイフリークエンシートレードをその名の通り、頻度の高い取引を行います。頻度が高いとはどのくらいでしょうか?一つの銘柄だけで、一秒間に1000回以上オーダーを出すことが可能なのです。今や市場は場立ちのブローカーがハンドサインで取引している世界から、ミリセカンド、ナノセカンドで単位でオーダーを繰り返す世界へと進化してしまったのです。

 

 

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